会長 仁科 真二
大阪御堂筋本町ロータリークラブが発足して10年という節目を迎えようとしています。
合併によりある程度の会員数の維持や奉仕活動の多彩さ、海外クラブとの提携など様々なメリットを感じながら今までロータリー活動を行えたのではないでしょうか。
そして、未来に向け更に成長し、持続可能なクラブとなれるよう、今一度立ち止まって見直し、将来に向けた方向性を示す時間も必要ではないかと思います。
また、新型コロナウイルスの蔓延、ウクライナ情勢、自然災害など我々を取り囲む外的環境は常に変化しており、このような変化に対しロータリーの適応力が、世界や地域社会から益々求められていると感じます。
さて、女性として初めてRI会長に就任するジェニファー・ジョーンズ氏は、2022-2023年度の会長テーマ「IMAGINE ROTARY」を発表し、世界にもたらす変化を想像して大きな夢を描き、その実現のためにロータリーの力とつながりを生かすよう世界中のロータリアンに呼び掛けました。
また、ジョーンズ氏のテーマを受け、女性として初の第2660地区ガバナーに就任する宮里唯子氏は2022-2023年度の地区ビジョンを次のように発表しました。
◆持続可能な良い変化を生むために、多様性を重んじ、あらゆる側面で公平さを促進 し、異なる考えや価値観を持つ人々による貢献を大切にし、DEI「多様性・公平さ・ インクルージョン」を実現します。
◆RIテーマを理解し、地域の特性に合った活動を通じて、それぞれが「魅力ある・ 元気ある・個性ある」クラブになることを目指します。
◆ロータリーの原点である親睦と奉仕を根幹とし、世界および地域社会で良い変化を 生み出します。
◆世界の未来を担う青少年の活動を支援し,若きリーダーの育成に努めます。
ジェニファー会長、宮里ガバナーの発表を受け、2022-2023年度の大阪御堂筋本町ロータリークラブの活動方針のテーマは「親睦と奉仕について考える」とします。
冒頭で述べたように、我々のクラブがこれから先何年も地域社会に必要不可欠な存在であり続けるために、ロータリークラブの根幹ともいえる親睦と奉仕について現状を評価し、足りないものが何かを一年間会員の皆様とじっくり考えてみたいと思います。
具体的活動内容を次に示します。
●会員の満足度を高め、感染対策に努めながら、テクノロジーを最大限活用した例会 とします。
●会員増強・退会防止に努め、常に会員数50名以上を維持出来るようにします。
●会員間の友情を深めるため、親睦の機会を増やし、内容を充実したものにします。
●委員会ごとに親睦を図りながら議論を重ねることにより、奉仕活動が全員参加型と なるようにします。
●提唱ローターアクトクラブについては、今後に向けた課題の洗い出しを行います。
●ロータリー財団、米山記念奨学会についての理解を深めていきます。
●大阪のロータリー100周年を歴史に触れながら祝います。
会員の皆様にご理解ご協力を頂きながら、将来を見据えた形でのクラブ運営を目指して参ります。一年間どうぞ宜しくお願い申し上げます。
以上
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